人に好かれる雰囲気を持っていますか

〜ビジネスにかかわる女性の方へのメッセージ〜

浅沼経営センターグループ 副代表 浅沼公子
 
女性は何で評価されるのか
  ビジネスは男性社会である。男性を味方にできないようでは成功は望めない。
 私は人間大好きを自認している。ビジネスはすべて人によって成り立っている。人間に冷淡な人は経営者になれない。少なくとも男性は世の中に立ち向かっている、闘っている。その男性を尊敬する心とマネジメントする強さの両方を持たなければビジネスの成功はおぼつかない。
 周囲の人が、特に男性が全幅の信頼を持ってビジネスに臨んでくれて、ビジネスの成功が確認できる。
 各界でトップに立たれている女性を見ると、年齢にかかわらず、とても魅力的である。皆さん多くの人々に愛される雰囲気、オーラとでも言えるような魅力をたたえているように思える。これは、どこからでているのであろうか。
 当然に、信念に向かっての絶えざる努力、恵まれた才能等々もあるが、周囲の人々に支持されるようご自分のパーソナリティを磨いてきたからである。芸術家のように個人の一身独専的な才能による仕事であっても、仕事とはチームプレーである。周囲の人々の理解と支持がなくて成功できる仕事はない。
 『もし、あなたが美しかったら、両親に感謝の手紙を書き、仕事に戻りなさい』
こんな言葉がある。美人は出世の材料にはならないことを言い表している。
 女優さんのように、美しいということが一つの条件となる職業もある。しかし、それだけでは世に出ることは決してできない。チームプレーで、自分が世間に出していただける。わがままな人は使っていただけない。他に美人はいくらでもいる。
 
女らしいエレガンスは不可欠
  頭が切れる、頭がよい、とあなたが見られることは、組織のなかでは刃物のような感じがし、危険と思われるだけで、相手が劣等感的な被害者意識を持ちかねない。女性がビジネスで受ける評価は、「能力がある人」「エネルギッシュな人」「信頼できる人」「プロフェッショナルな人」「すばらしいチームプレイヤーの人」。このような評価があったら、あなたのビジネスでの成功は間違いないところである。
 愛される雰囲気は、女らしいエレガンスが不可欠である。女らしさとは、媚を売ることではない。女らしいものの考え方、女性らしい行動をすることである。これは、個人的な資質であり、聡明さとイコールである。
 エレガンスについて書かれた本は本当に少ない。相手をどのように褒めるか、好意にさりげなくどのようにお返しするのか、あいさつの仕方・受け方。みな個人の聡明さにかかる部分である。ビジネスとはちょっと違うが、唯一エレガンスさについて参考となるのは、『気品ある生き方のすすめ』(元東宮侍従浜尾実著・講談社)くらいであろう。
 
ビジネスの中でのエレガンス
 社会は女性に対して厳しい。同じ成果を上げても、「女だからできたのだろう」となる。成果を上げなければ「だから女はダメ」となる。いずれにしても“女”という文字がついてまわる。
 そのような社会のなかで、あなたが要求しない限り、何も言わない限りだれも関心を持ってくれない。「私がきちんと仕事をしている限り“オッ”という成果を出せば、いつかは認めてもらえる」というのは甘い考えである。そのあなたと同じような男性は他にもいるのだから。
 社会も会社も女性に対して、男性と同じようなポジションや体験は決して与えてくれないのがごく普通である。
 そのようななかで、女性として心がけるべき点をまとめると、次のようになる。
話し方は論理的に
声と態度は常に穏やかに
反対の見解に対しては敬意と理解を示す
最後まで退場しない(先に退場―これではその後で何の話が進むかも分からない)
終始ニコニコ顔はいけない(周囲は、表面協調はしてくれるが、心のなかで軽蔑している。賛成にうなずき、喜ぶときはほほえみ、 ユーモアに感心する。表情を豊かにすること)

 仕事ができるエレガンスな女性は、仕事のできる男性より、はるかに値打ちがあると信じる。